軒裏修理を自分でやる前に!かかる費用とプロに任せるメリット

家の外観や耐久性に大きく関わる「軒裏(軒天)」は、普段は見落としがちな部分ですが、実は雨風や湿気から家を守る大切なパーツです。
最近ではDIYブームの影響で「軒裏くらいなら自分で直せそう」と考える方も増えています。
しかし、軒裏修理には意外なリスクや費用の落とし穴があるのをご存知でしょうか?
この記事では、軒裏修理を自分で行う際の費用感や注意点、そしてプロに依頼することで得られる安心感とメリットをわかりやすく解説します!
軒裏(軒天)とは?軒裏の役割と重要性

軒裏(軒天)は、屋根の軒の裏側にある天井部分のことを指します。建物の構造上、屋根が外壁よりも張り出しているため、その裏側を覆う部分です。
軒裏の主な役割
- 雨水や風の吹き込みを防ぐ
- 小動物や害虫の侵入を防ぐ
- 外観の美観を保つ
- 換気を促し、湿気を防ぐ
軒裏は一見地味な場所ですが、実は家の寿命を左右する重要なパーツです!
軒裏修理を自分でやる場合の流れと費用

DIYで軒裏を修理する場合、以下のようなステップが必要です。
軒裏修理DIYの準備段階
まずは劣化状況の確認から始めます。ひび割れ・剥がれ・変色・カビ・雨染みなど、見た目だけでなく触って浮いている箇所がないかも確認しましょう。
必要であればスマホで写真を撮って記録しておくのもおすすめです。
作業前には養生シートやブルーシートを使い、周囲の壁・地面を汚さないように保護しましょう。また、電線や配線が近くにある場合は作業に注意が必要です。
軒裏DIY修理の作業手順(詳細)
- 既存材の撤去:腐食している軒天材やビスを慎重に取り外します。
- 下地の確認:剥がした部分の下地(垂木や野地板)に腐食やカビがないかを確認。
- 新しい軒天材の準備:ケイカル板や合板を必要サイズにカット。防火性のあるものを選ぶと安心です。
- 固定作業:インパクトドライバーでビス留め。隙間ができないよう丁寧に設置。
- 塗装・防水処理:外壁用塗料や防カビ塗料を使用し、ローラーまたは刷毛で塗装。2回塗りが基本です。
使用される主な軒裏材の種類と特徴
材料名 | 特徴 |
ケイカル板 | 防火・防水性が高く、加工もしやすい。DIYにも人気 |
合板 | 安価で手に入りやすいが、防水性・耐久性は低め |
金属板(ガルバリウムなど) | 高耐久だが加工が難しく、DIYには不向き |
必要な道具や材料(目安)
- 軒天材(ケイカル板・合板など)
- 電動ドライバー・のこぎり・メジャー・定規
- 防水塗料・下地処理剤・パテ・刷毛・ローラー
- ビス・コーキング材
- ハシゴまたは足場・養生テープ・シート類
- 防護メガネ・手袋・マスクなどの安全装備
自分で軒裏修理する際の費用目安(詳細)
項目 | 費用(概算) |
軒天材(ケイカル板など) | 1,000〜3,000円/㎡ |
塗料・下地材・道具類 | 3,000〜10,000円 |
電動工具レンタルまたは購入 | 5,000〜15,000円 |
足場またはハシゴレンタル | 5,000〜20,000円 |
安全装備・養生材など | 3,000〜5,000円 |
合計(約3㎡の作業) | 20,000〜50,000円程度 |
※ 既に工具が揃っている場合はコストを抑えられますが、初めてDIYに挑戦する方は思わぬ出費も出る可能性があります。
軒裏DIY修理で注意すべきポイント
- 雨天や風の強い日の作業は避けましょう。
- 2階以上の軒裏修理では特に落下リスクが高いため、必ず安定した足場を確保。
- 軒裏材を切断する際は粉塵が出やすいため、防塵マスクとメガネの着用を忘れずに。
- 塗装前には下地調整やパテ埋め処理を丁寧に行うと仕上がりが美しくなります。
このように、DIYによる軒裏修理は比較的安価にできるものの、準備と知識、安全管理が欠かせない工程です。
軒裏DIY修理のデメリットとリスク

軒裏のDIY修理には、見逃せないデメリットやリスクも存在します。
高所作業の危険
軒裏は地上から2〜3m以上の高さにあるため、ハシゴや足場が必要になります。不安定な場所での作業は、転倒やケガのリスクが高まります。
仕上がりに差が出やすい
プロが行う修理と比べ、塗装や材の取り付けの精度に差が出やすく、見た目が悪くなることも。また、隙間や防水処理の不備が雨漏りの原因になることもあります。
原因の見落とし
表面の修理だけでは根本解決にならない場合もあります。たとえば軒裏のシミや剥がれの原因が屋根の雨漏りであった場合、軒裏だけ直してもすぐに再発してしまいます。
保証がない
DIYでの修理には、当然ながら施工保証がありません。もし数ヶ月で劣化しても、すべて自己責任となります。
軒裏修理をプロに任せた場合の費用と工事内容

軒裏の修理や張り替えを業者に依頼する場合、以下のような内容と費用感が目安になります。
一般的な施工内容
- 劣化部の確認と現地調査
- 軒天材の撤去と下地補修
- 新しい軒天材の施工
- 塗装・防水・換気口の調整
軒裏修理の費用相場(3㎡の場合)
工事項目 | 費用(目安) |
軒天の張り替え | 15,000〜25,000円/㎡ |
塗装・防水 | 5,000〜10,000円/㎡ |
合計(3㎡) | 約60,000〜105,000円 |
※足場が必要な場合は、別途費用(約50,000〜100,000円)がかかることもあります。
軒裏修理をプロに依頼するメリット

DIYと比べて費用は高くなりがちですが、それを上回る安心と信頼があります。
安全でスピーディー
プロは高所作業に慣れており、安全対策も万全。作業スピードも速く、最短1日で完了するケースも。
美しい仕上がり
熟練の職人による作業は、見た目の仕上がりも非常に美しいです。外観を重視したい方にもおすすめ。
雨漏りなどの根本原因も発見
軒裏の不具合の原因が屋根や外壁の構造にある場合、プロなら的確に判断し、必要な補修まで提案してくれます。
保証付きで安心
多くの業者は施工後の保証を付けています。不具合があっても期間内であれば無償対応してくれるケースもあり、長期的に見て安心です。
軒裏修理でプロに相談すべきケースとは?

DIYで軒裏修理にチャレンジする方が増えている一方で、「これはプロに任せた方が安心」というケースも確実に存在します。
以下では、どのような状況で専門業者への相談が必要なのかを詳しく解説します。
軒裏の劣化が広範囲に及んでいる場合
一部の劣化であればDIYでも対処可能ですが、劣化や腐食が複数箇所・広範囲にわたっている場合は、被害が建物全体に及んでいる可能性もあります。
全体的なチェックや構造補強を含む対応が必要となるため、専門業者に依頼するのが安全です。
軒裏の下地が腐っている、または剥がれている場合
軒裏材の下にある垂木や野地板まで腐食している場合、単なる張り替えでは対処できません。
下地材の補修や交換が必要となるため、構造の知識と経験を持ったプロに依頼するべきです。
雨漏りや軒裏からの水滴が発生している場合
軒裏の劣化が屋根の雨漏りや防水処理の不具合からくるものである場合、表面だけの修理では解決しません。
原因の特定と再発防止には、屋根や外壁を含めた総合的な点検と工事が必要になります。
高所での作業が必要な場合(特に2階以上)
2階以上の軒裏は地上からの高さが3〜6m以上にもなり、ハシゴだけでは不安定です。
足場を組む必要があり、転倒や落下のリスクが高まります。安全のためにもプロに任せるのが得策です。
黒カビやシロアリが発生している場合
軒裏に黒カビが出ている場合、湿気が長期間溜まっている証拠です。
さらに深刻なケースでは、シロアリが木部を侵食している可能性も。害虫駆除や木部補修などの専門的な対応が必要です。
外観の仕上がりにこだわりたい場合
DIYではどうしても施工精度や塗装の均一さに差が出やすく、見た目にムラが出ることもあります。
見栄えや美観を重視したい方には、熟練の職人によるプロの施工が適しています。
長期保証を希望する場合
DIYでは不具合が生じてもすべて自己責任ですが、プロの業者に依頼すれば多くの場合で施工保証が付きます。
保証期間中はトラブルにも対応してもらえるため、長期的に安心です。
軒裏に関するよくある質問

Q1. 軒裏って本当に修理が必要な場所なんですか?
はい、軒裏は家の外観や耐久性、そして雨風の侵入を防ぐために非常に大切な部分です。目立たない場所ですが、劣化を放置すると雨漏りや木部の腐食、害虫の侵入などにつながり、家全体に大きな影響を与えてしまうことがあります。早めの対応でトラブルを防ぐことができます。
Q2. 軒裏の劣化にはどんなサインがありますか?
軒裏の劣化サインには、シミや黒ずみ、塗装の剥がれ、素材の浮きやひび割れ、カビや腐食などがあります。特に色の変化や不自然なたわみが見られる場合は、内部まで傷んでいる可能性も。気づいた時点で専門業者に相談するのがおすすめです。
Q3. 軒裏修理に適した季節はありますか?
はい、春や秋など気候が安定していて湿気の少ない季節が理想的です。梅雨時期や真冬は天候によって工事が中断されたり、塗料や接着材の乾きが悪くなったりするため、避けるのが無難です。
Q4. 軒裏の張り替えにはどんな材料が使われますか?
一般的には、ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)、合板、樹脂系ボードなどが使われます。それぞれ耐久性や防火性、防水性に違いがあるため、お住まいの環境やご希望に合わせて選ぶことが大切です。プロのアドバイスを受けることで、より長持ちする選択ができますよ。
Q5. 軒裏のカビは家庭用洗剤で落とせますか?
表面的なカビであれば家庭用洗剤で落とせる場合もありますが、根が深くまで浸透していると再発しやすく、健康被害の原因になることもあります。広範囲に広がっていたり何度も再発する場合は、無理せず専門業者に相談するのが安心です。
Q6. DIYで軒裏を修理するのに資格は必要ですか?
特別な資格は不要ですが、安全に作業するには高所作業や電動工具の取り扱いに関する知識が必要です。誤ってケガをしたり、修理後に不具合が起きたりすることもあるため、少しでも不安がある場合は無理をせずプロに任せましょう。
Q7. 軒裏修理を業者に頼むときの相場は?
一般的には3㎡あたりで約60,000円〜105,000円ほどが目安です。素材や仕上げ、足場の有無などによって費用は変動します。まずは無料見積もりを依頼して、ご自宅の状態に合った正確な費用を確認するのがおすすめです。
Q8. 工事にはどれくらいの日数がかかりますか?
施工内容にもよりますが、小規模な補修であれば1日〜2日で完了することがほとんどです。ただし雨天時や追加工事が必要になった場合は数日延びる可能性もあるため、事前にスケジュールを相談しておくと安心です。
Q9. 保険で軒裏修理は対応できますか?
はい、台風や強風などの自然災害が原因で破損した場合には、火災保険で補償を受けられるケースがあります。損傷箇所の写真や修理見積書を用意して、加入している保険会社へ相談してみましょう。対応可否の判断が早くなります。
Q10. 業者選びで気をつけるポイントは?
業者を選ぶ際は、実績・口コミ・施工事例を確認するのが基本です。また、現地調査や見積もりを丁寧に行い、施工後に保証を付けてくれるかも大事なポイント。不安な点があれば遠慮せず質問し、誠実に対応してくれる業者を選びましょう。
まとめ:軒裏修理は「安心・安全・確実」が大切
軒裏修理は一見シンプルに見えて、実は家全体の耐久性に深く関わる重要な工事です。
DIYで費用を抑えることは可能ですが、安全性・仕上がり・保証面を考えると、プロに任せるメリットは大きいといえます。
「自分で直せるかな?」と迷ったときは、まず無料の現地調査を依頼して、専門家の意見を聞いてみるのがおすすめです。
軒裏のちょっとした異変が、大きなトラブルの前触れかもしれません。家を長く快適に保つためにも、早めの対応が何よりの対策です。
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